試合は終わりました。4つの世界戦は、井上拓真が那須川天心に3対0の判定で勝って防衛し、松本流星がWBO暫定王者になりました。サム・グッドマンは西田凌佑に、リカルド・マラジカは坪井智也に判定で勝っています。採点と全結果は那須川天心vs井上拓真2の結果にまとめています。この下は、試合前に書いた対戦カードの記録です。
9月27日のボクシングを楽しみにしている方の多くは、那須川天心と井上拓真の再戦が目当てだと思います。ところがこの日のカードを最後まで見ていくと、世界戦がもう3つ組まれていることに気づくはずです。プロ5戦目で世界王座に挑む選手もいれば、かつて井上尚弥と戦うはずだった選手も出てきます。どこで見られるのか、何時から始まるのかも含めて、この記事で一度に整理しておきましょう。
- 当日の全対戦カード
- 4つの世界戦の中身
- 配信元と必要な費用
- 会場と当日の情報
結論から言えば、配信はAmazon Prime Videoの独占です。追加のPPV料金はかかりません。まずは当日のカードから見ていきます。
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リベンジを受けるのも、
リベンジャーになるのも、これで最後だ。
『Prime Video Boxing 16』
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
井上拓真 vs 那須川天心 2<再戦>9月27日(日) プライムビデオで独占ライブ配信 pic.twitter.com/O4PTZthmnI
— Prime Video Sport JP(プライムビデオスポーツ) (@pvsportjp) 2026年7月23日
9月27日の対戦カード一覧

この日の興行は「Prime Video Boxing 16」という名前です。組まれている世界戦は4つで、そこにフェザー級の4回戦が加わります。日本のボクシング興行としては大型の部類に入るでしょう。Amazonが帝拳プロモーションと組んで続けてきたシリーズの第16弾にあたり、前回の第15弾は2026年4月に両国国技館で開かれました。まずは全試合を並べたうえで、会場の場所と、なぜ世界戦がこれだけ並ぶのかを順に見ていきます。
全5試合の顔ぶれ
発表されているカードは次のとおりです。
| 階級 | 試合 | 種別 |
|---|---|---|
| バンタム級 | 井上拓真 vs 那須川天心 | WBC世界タイトルマッチ |
| スーパーバンタム級 | 西田凌佑 vs サム・グッドマン | IBF世界暫定王座決定戦 |
| スーパーフライ級 | 坪井智也 vs リカルド・マラジカ | WBC世界王座決定戦 |
| ミニマム級 | 松本流星 vs ラッセル・アコスタ | WBO世界暫定王座決定戦 |
| フェザー級 | 愛甲隼士 vs 倉持夏輝 | 4回戦 |
日本人選手が4つの世界戦すべてに出場します。相手はオーストラリア、南アフリカ、メキシコからの来日組です。
試合順は下から上へ進み、井上拓真対那須川天心が最後になります。
会場はお台場の新アリーナ
舞台はTOYOTA ARENA TOKYOです。
所在地は東京都江東区青海一丁目で、お台場エリアにあたります。2025年に開業したばかりの新しい屋内アリーナです。
2025年11月24日の前回対戦も、同じこの会場で行われました。天心と拓真にとっては2度目の舞台になります。
世界戦が4つ並ぶ理由
これだけ並ぶのには事情があります。
4試合のうち3つが王座決定戦です。王者が階級を上げたり、王座を返上したりすると、空いたベルトを争う試合が組まれます。今回はそれが重なりました。
タイトルマッチは井上拓真対那須川天心の1試合だけです。残りは、いま王者が不在の座をめぐる戦いになります。

天心と拓真の再戦

メインイベントは10か月ぶりの再戦です。前回の対戦は2025年11月24日、同じTOYOTA ARENA TOKYOで行われた「Prime Video Boxing 14」でした。空位のWBC世界バンタム級王座をかけた決定戦で、どちらも王者ではない状態から始まった一戦です。結果は井上拓真の3対0の判定勝ちで、ベルトは拓真のものになりました。今回はその拓真が王者として、WBC1位の天心を迎え撃ちます。
前回は3対0の判定
まず前回の内容を振り返ります。
2025年11月24日のこの試合は、WBC世界バンタム級王座決定戦として組まれました。中谷潤人が同年9月に王座を返上したことで空位になっていたベルトです。
12回を戦い抜き、3人のジャッジ全員が井上拓真を支持しました。那須川天心にとっては、プロボクシング転向後で初めての黒星です。
拓真は3度目の世界王座
井上拓真は初めて王者になった選手ではありません。
2018年12月にWBC世界バンタム級の暫定王座、2023年4月にはWBA世界バンタム級王座を獲得しており、今回のWBC王座は通算3度目の世界王座にあたります。WBA時代には2度の防衛も経験しました。
現在の王座も2026年5月2日に井岡一翔を退けて防衛済みです。9月27日はその2度目の防衛戦になります。
拓真を含む現役の日本人世界王者の顔ぶれと、それぞれの次戦の配信元はボクシング現役の日本人世界チャンピオンの記事にまとめています。
2人の配信元をたどると
2人の過去の試合を追うと、配信元の傾向が見えてきます。
井上拓真は9戦のうち7戦がAmazon Prime、2戦がLeminoでした。那須川天心はプロデビューから一貫してAmazon Primeです。それぞれの全試合は、井上拓真の配信元をまとめた記事と那須川天心の配信元をまとめた記事で確認できます。
配信先は選手ではなく興行で決まるため、2人が同じ舞台に立つ今回も配信元は1つです。
9月27日に並ぶ3つの世界戦

メイン以外の3試合も、それぞれに事情を抱えています。井上尚弥が戦わないことで生まれた一戦もあれば、プロ5戦目で世界王座に挑む選手もいるでしょう。無敗のまま自分でベルトを返上し、別の団体を狙いにきた選手も出てきました。前座と呼ぶには重い顔ぶれです。ここを知っておくと当日の見え方がかなり変わりますので、順に紹介していきましょう。
西田凌佑とグッドマン
IBF世界スーパーバンタム級の暫定王座決定戦です。この試合が組まれたのは、正規王者の井上尚弥が2026年内に試合を行わないためでした。王者が長く戦わない期間に、その間の実質的な王者を決めるのが暫定王座にあたります。
西田凌佑は元IBF世界バンタム級王者で、2025年6月に中谷潤人との統一戦に敗れて王座を失いました。今回は階級を上げての再起になります。
西田が世界チャンピオンになった試合はABEMAプレミアムの見逃し配信で視聴できます。
対するサム・グッドマンは、井上尚弥と対戦するはずだった選手です。2024年12月24日に予定されていた試合は、スパーリングでのカットが2度続いて実現しませんでした。2人のこれまでは、西田凌佑は井上尚弥に一番近い男とサム・グッドマンは井上尚弥とすれ違った男の記事で詳しくまとめています。
グッドマンの世界挑戦はDAZNで視聴できます。
DAZNでボクシングを見るプランは、主に2つです(2026年10月時点)。
- DAZN STANDARD:月額4,200円。サッカーや野球も含めて、DAZNのすべてのスポーツが見られます。
- DAZN GLOBAL:月額980円。ボクシングや格闘技など、一部のスポーツが見られるプランです。PPVの試合は別料金です。
STANDARDで契約するなら、DMMプレミアム(月額550円)がセットになった「DMM×DAZNホーダイ」がお得です。月額3,480円で、別々に契約する(4,750円)より1,270円安くなります。
日本記録がかかる坪井智也
この試合には日本記録がかかっています。
坪井智也は帝拳ボクシングジム所属で、今回がプロ5戦目。ここで勝てば田中恒成と吉良大弥に並ぶプロ5戦目での世界王座獲得となり、日本最速タイ記録に到達します。アマチュア時代には2021年の世界選手権バンタム級で優勝しており、リオ五輪の金メダリストを破っての戴冠でした。

2024年6月にアマチュアを引退してプロへ転じ、3戦目では元WBC世界スーパーフライ級王者のカルロス・クアドラスに8回TKO勝ち。前戦は偶然のバッティングによる無効試合だったため、実質的な仕切り直しでもあります。アマチュア時代の歩みは坪井智也は元アマチュア最強の記事で詳しく紹介しています。
無敗の松本流星
WBO世界ミニマム級の暫定王座決定戦です。松本流星は帝拳ボクシングジム所属で、プロ8戦8勝の無敗。2025年9月にWBA世界ミニマム級レギュラー王座を獲得し、2026年3月に初防衛を果たしています。
ところが2026年6月1日付で、そのベルトを自分から返上しました。WBAにはスーパー王者が別にいるため統一戦が組めず、他団体の王座を狙うほうが早いと判断したためです。
今回の勝者は10月に正規王者へ昇格する見通しです。返上から4か月での返り咲きがかかります。ベルトを手放した理由は松本流星はなぜWBAを返上したのかの記事で詳しく解説しています。
9月27日の配信と視聴の準備

見る手段は1つだけです。Amazon Prime Videoの独占配信で、地上波やBSでの中継はありません。ただし追加のPPV料金は不要で、プライム会員であればそのまま視聴できます。開始は17時。世界戦が4つ並ぶ長丁場ですので、メインの井上拓真対那須川天心は終盤になります。会員でない方も当日までに登録を済ませておけば、時間を気にせず観戦に入れるでしょう。ここでは費用と、当日までに済ませておくべきことを整理します。
配信はAmazon Prime
この興行はAmazonの独占配信です。
Amazonは2021年11月に帝拳プロモーションとパートナーシップ契約を結んでおり、その枠組みで組まれるのがPrime Video Boxingです。今回はその第16弾にあたります。
地上波での中継は組まれていません。キー局が世界戦を中継したのは2022年が最後で、その経緯は地上波中継が消えた理由をまとめた記事で扱っています。
月600円で追加料金なし
費用はプライム会員費だけです。
Amazonプライムは月額600円、年額なら5,900円。年額にすると月あたり492円になります。ボクシング以外の映画やドラマ、配送特典も同じ料金に含まれます。
井上尚弥の試合で採用されているようなPPVとは仕組みが違い、1試合ごとの購入は必要ありません。この違いは配信元の全一覧をまとめた記事で詳しく説明しています。
当日までに済ませること
開始は17時です。準備そのものは多くありません。
まだ会員でなければ、30日間の無料体験から始める手もあります。ただし無料体験は初回限定で、過去に利用したことがある場合は適用されません。
当日は回線が混み合うことも考えられます。視聴環境の確認は前日までに済ませておくと安心でしょう。
よくある質問

9月27日の興行について、検索の多い疑問をまとめます。最も多いのは開始時刻に関するもので、こちらはPrime Videoの配信ページに記載があります。ほかにも地上波の有無や費用など、検索の多い順に5つを選びました。試合が近づくと変わる情報もありますので、当日は公式の案内もあわせてご確認ください。
何時から始まりますか?
Prime Videoの配信ページには17時開始と記載されています。メインの井上拓真対那須川天心は最後に組まれるため、実際の登場はそれより後になります。
地上波での放送はありますか?
ありません。Amazon Prime Videoの独占配信です。キー局が世界戦を中継したのは2022年12月31日が最後になっています。
PPVの購入は必要ですか?
不要です。プライム会員であれば追加料金なしで視聴できます。1試合ごとに買う必要はありません。
チケットはまだ買えますか?
在庫は日々変わるため、公式の販売ページでご確認ください。当サイトでは在庫状況までは把握できません。
前回の対戦は見返せますか?
過去回の配信期限はAmazonの都合で変わります。見逃し配信の有無は公式でご確認ください。当日のライブ視聴が最も確実です。
本ページの情報は2026年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
まとめ

9月27日のTOYOTA ARENA TOKYOでは、井上拓真対那須川天心を含む4つの世界戦が行われます。うち3つは王座決定戦で、王者不在のベルトを争う形です。西田凌佑とサム・グッドマンの一戦は井上尚弥が2026年内に戦わないことで生まれ、坪井智也はプロ5戦目で世界王座に挑み、松本流星は自ら返上したベルトの代わりを別の団体に求めます。配信はAmazon Prime Videoの独占で、追加のPPV料金はかかりません。地上波やBSでの中継はなく、見る手段はこの1つです。開始は17時で、メインの井上拓真対那須川天心は最後に組まれます。選手ごとの詳しい配信歴は、それぞれの記事にまとめてあります。



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