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佐々木尽が6回KOで3冠統一【右がテンプルを捉えた】

佐々木尽が6回KOで3冠統一を果たしたことを示すアイキャッチ 試合情報

佐々木尽が9月21日、地元の八王子で3冠統一を果たしました。東京たま未来メッセで行われた日本・OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィックのウェルター級王座統一10回戦で、セムジュ・デビッドに6回58秒でKO勝ちしています。2回に左フックでダウンを奪い、4回には偶然のバッティングで右目の上から出血しながら、6回に右でテンプルを捉え、追い打ちの左で倒しました。戦績は22勝19KO2敗1分になりました。この記事では、試合の中身と決着の場面、当日の進行が予想より1時間早まったこと、アンダーカードの結果、そして世界への距離までをまとめます。

この記事で分かること
  • 6回58秒KOまでの流れ
  • 決着になった右の中身
  • 実際の進行と予想のずれ
  • セミの石井竜虎が初回KO
  • 世界再挑戦までの距離

佐々木尽が6回KOで3冠統一

佐々木尽が6回58秒KOで3冠を統一したことを示すバナー

結果から書きます。佐々木尽がセムジュ・デビッドに6回58秒KO勝ちし、日本・OPBF・WBOアジアパシフィックの3本のベルトを1人で持つことになりました。試合は一方的ではありません。2回にダウンを奪ってからも、デビッドは3回から5回にかけて手数で盛り返しています。5回終了時の採点は3人とも48-46で、2ポイント差でした。数字の上ではまだ分からない試合を、6回の一撃だけが一方的に終わらせています。倒して終わらせたという結末だけが、圧倒的でした。

決着は6回58秒

6回に入って58秒、試合は終わりました。

佐々木の右フックがデビッドのテンプルを捉えます。ふらついたところに追い打ちの左フックも当たり、デビッドはダウンしました。立ち上がったものの、そこで試合は終わっています。6回58秒KO勝ちです。佐々木の戦績は22勝19KO2敗1分、デビッドは9勝5KO2敗1分になりました。

2回に奪ったダウン

流れを作ったのは2回でした。

佐々木は開始から打って出て、左右のフックを振りながら強引に距離を詰めます。左フックでダウンを奪い、ここで試合の主導権を握りました。デビッドは再開後に打ち返してピンチを脱し、3回は手数を出して挽回を図っています。

途中採点は48-46

5回を終えた時点の採点は、3人とも48-46でした。

2回のダウンを含めての2ポイント差です。ジャッジ3人が同じ点をつけており、残り5回で逆転の目も残っていました。4回の終了間際には佐々木が偶然のバッティングで右目の上から出血し、5回にはデビッドが手数を増やして盛り返しています。数字の上では、まだ分からない試合でした。

佐々木尽の試合で見えたもの

配信で見て感じたことをまとめたバナー

ここからは配信で見ていて感じたことです。事実の記録ではなく、私が画面の前で考えていたことを、ラウンドごとに残しておきます。結果を知ってから振り返ると違って見えるものですが、見ている最中はちょっと苦戦するかなと思っていました。相手のうまさが目につき、中盤は佐々木のスタミナも少し気になりました。強い不安というほどではありませんが、すんなり終わる感じでもなかったということです。だからこそ、最後の終わり方が記憶に残りました。

1回はテクニシャンに見えた

最初に思ったのは、相手がうまいということです。

デビッドはジャブからフックと左を軸に手数を出し、好スタートを切ります。意外と苦手なタイプではないかと感じました。このまま判定でズルズルいくとまずいかもしれない、という予感もありました。

4回は空回りに見えた

中盤は心配のほうが大きくなります。

2回は関係なしに力でねじ伏せてダメージを与えたと思ったのですが、3回はダメージがあるはずのデビッドがテクニックでうまくかわします。4回は佐々木が空回り気味に見えました。スタミナは大丈夫かとまで考えました。そこにバッティングでのカットです。5回はドクターチェックが入り、偶然のバッティングという判定でした。デビッドの足がふらついてきたようにも見えましたが、それがスタミナ切れなのかダメージなのかは分かりませんでした。

6回は力でねじ伏せた

結局は力です。

6回、関係なしにねじ伏せてしまいました。ちょっと苦戦するかと思っていただけに、この終わり方は印象に残ります。世界に再挑戦するなら、地域タイトルで苦戦している場合ではありません。その意味で、世界につながる試合になったと思います。リング上の「待ってろ!世界」のマイクパフォーマンスは、さすがでした。

佐々木尽の決着の右

決着は右がテンプルを捉えたことを示すバナー

最後の場面をもう少し細かく見ます。報道によって描写は少し違いますが、右が起点になった点は共通しています。テンプルを打たれたデビッドがその場で固まり、そこへ左が入って終わりました。2回のダウンからつながっている決着で、偶然の一発ではありません。3回から5回に手数で盛り返されても、佐々木は圧力をかけ続けていました。KO率の高さも、この選手の性質をよく表しています。

右がテンプルを捉えた

効いたのは右でした。

佐々木の右フックが、デビッドのテンプルを捉えます。デビッドは大きくふらつき、そこへ追い打ちの左フックも当たってダウンしました。倒れた直接の一発は左フックですが、試合を決めたのはテンプルへの右です。右で止め、左で倒したという順番でした。

2回のダウンとのつながり

いきなり出た一発ではありません。

2回に左フックでダウンを奪った時点で、デビッドは佐々木の圧力を受け続けていました。3回から5回に手数で盛り返しても、被弾の蓄積は消えません。6回の右は、その積み重ねの上に置かれた一発でした。

19KOという数字

数字も同じことを語っています。

この試合で佐々木は22勝19KO2敗1分になりました。KO率は86%を超えます。判定までもつれても勝ち切る形より、倒して終わらせる形のほうが、この選手には自然だということです。

決着の場面は、Lemino公式YouTubeのハイライトで見られます。

Lemino公式「第6試合 ハイライト」(9月21日公開)

当日の進行と結果の時刻

当日の進行が予想より62分早かったことを示すバナー

ここからは当日の進行の記録です。この試合の前に書いた記事で、私はメインの開始を16時30分前後と予想していました。実際のゴングは15時28分で、62分のずれです。会場での呼び込みとゴングの時刻を控えてあるので、次にこの興行を見る人のために残しておきます。予想が外れた理由もはっきりしています。ラウンド数から逆算する作り方そのものに、実態と合わない前提がありました。

実際の進行表

時刻は会場でのリング呼び込みと、ゴングが鳴った時刻です。

試合 呼び込み ゴング 結果
第1試合(4回戦) 13:05 — 2回TKO(門岡)
第2試合(6回戦) 13:20 — 6回TKO(堀江)
第3試合(8回戦) 13:52 14:00 5回TKO(末國)
第4試合(スパー) 14:23 14:27 2分×2回
第5試合(8回戦) 14:44 14:49 1回KO(石井)
メイン(10回戦) 15:17 15:28 6回KO(佐々木)
2026年9月21日の実測。呼び込みとゴングの時刻

予想と比べると、第2試合で10分、第3試合で13分、第5試合で51分、メインで62分早まっています。ずれは試合ごとに積み上がりました。

予想が62分ずれた理由

理由は3つあります。

  • 6試合すべてがKO・TKO決着
  • フルラウンドの試合がゼロ
  • 第4試合が2分2回のスパーに変更
  • セミが1回KOで早期終了

予想はラウンド数からの逆算で作っていました。全試合がフルラウンドまでもつれた場合の時刻です。この日はたまたまKO決着が続きました。全試合が判定までもつれる日もあるので、逆算そのものが間違いというわけではありません。台風が接近していたため、進行を早めた可能性もあります。

次に見る人へ

目安を作るなら、幅で考えるのが現実的です。

実測から計算すると、1ラウンドは試合3分とインターバル1分で4分、試合と試合の間の転換は8分から13分でした。KOが続く日は1時間以上早まります。逆に判定が続けば予想どおりか、それより遅くなります。開始時刻に合わせて途中から見ようとすると、メインに間に合わないおそれがあるということです。配信は最初から通して開けておくのが確実です。

セミは石井竜虎が初回KO

石井竜虎が初回TKOで日本ユース王座を取ったことを示すバナー

この日はメインを含めて6試合すべてがKOかTKOで決着しました。なかでも印象に残ったのがセミファイナルです。日本ユース・ウェルター級の王座決定8回戦で、石井竜虎が初回2分45秒TKO勝ちして新王者になりました。開始から2分45秒、ほとんど何も起きないうちに終わったと言っていい試合です。パンチの強さだけで片づけてしまいました。

初回2分45秒TKO

終わり方が鮮やかでした。

サウスポーの石井に対し、福永啄巳は左フックを合わせにいきます。しかし石井は右フックと左アッパーを打ち込みながら前に出て、ロープを背にした福永に左アッパーから左フックを突き刺しました。福永はキャンバスへ崩れ落ち、主審は即座に試合を止めています。

Lemino公式「第5試合 ハイライト」(9月21日公開)

とにかくパンチが強い

見ていていちばん強く感じたのは、単純な打撃力です。

石井は8勝8KO1敗1分になりました。8勝すべてがKOです。福永は7勝4敗1分。2025年度の全日本ウェルター級新人王で、日本ランキングにも入っている選手ですが、数字よりも実際のパンチのほうが説得力があります。

セコンドは渡嘉敷勝男さん

コーナーの光景も目を引きました。

石井が所属するのは渡嘉敷ボクシングジムで、セコンドについていたのは渡嘉敷勝男さんです。元WBA世界ライトフライ級王者で、テレビでの顔のほうが知られているかもしれません。その姿がかっこよく、この日のセミは次を担う人材を見た一戦になりました。

3冠統一の意味と世界への距離

3冠統一の次は世界再挑戦であることを示すバナー

この勝利で佐々木は、日本・OPBF・WBOアジアパシフィックの3本を同時に持つ選手になりました。アジアの主要なベルトを1人で集めたことになります。ただし本人が見ているのは世界です。リング上の言葉も試合後のコメントも、すべて世界挑戦に向いていました。前回の世界挑戦から、すでに1年3か月が過ぎています。倒して勝ち続けている以上、次に組むべき相手は限られてきます。

3冠統一を果たした佐々木尽
2026年5月、OPBF王座を取り戻した日の佐々木尽(Wikimedia Commons/CC0)

3本のベルトの中身

集めたのは、日本国内とアジア地域の頂点です。

日本王座、OPBF東洋太平洋王座、WBOアジアパシフィック王座の3本です。国内とアジアで、これ以上のベルトはありません。佐々木はWBC世界ウェルター級13位、WBOアジアパシフィック1位に位置していました。次に狙う場所は、世界しか残っていません。

ノーマン戦から1年3か月

前回の世界挑戦は2025年6月19日でした。

WBO世界ウェルター級王者ブライアン・ノーマン・ジュニアに挑み、5回46秒でKO負けしています。担架で運ばれ、病院へ搬送された一戦でした。そこから復帰し、今回の3冠統一までたどり着いています。

「待ってろ!世界」

試合後の言葉は、いつもどおりでした。

佐々木は「タイミングと柔らかい動きとパワーがあった。やっている人しか分からない。これは世界に向けてすごく勉強になりました。セムジュ選手本当にありがとうございました」と語り、リング上のインタビューを恒例の「待ってろ!世界」で締めています。次の相手と時期は発表されていません。

よくある質問

よくある質問をまとめたバナー

試合について、検索されている疑問をまとめました。時刻や戦績は2026年9月21日時点のものです。配信の状況は変わることがあるので、見逃し配信を見る場合はLemino公式で最新の情報を確認してください。

メインは何時に始まりましたか?

リング呼び込みが15時17分、ゴングが15時28分です。この記事の前に書いた記事で私が予想した16時30分より、1時間早く始まりました。

決着は何回何秒ですか?

6回58秒のKOです。右でテンプルを捉え、追い打ちの左フックでダウンを奪いました。

佐々木尽の戦績はどうなりましたか?

22勝19KO2敗1分です。敗れたセムジュ・デビッドは9勝5KO2敗1分になりました。

セミファイナルの結果は?

石井竜虎が福永啄巳に初回2分45秒TKO勝ちし、日本ユース・ウェルター級の新王者になりました。

見逃し配信はありますか?

あります。Lemino公式によると、見逃し配信期間は2026年9月21日19時から10月5日23時までです。視聴にはLeminoプレミアム(月額1,540円税込、初回初月無料)への入会が必要です。

まとめ

記事のまとめを示すバナー

佐々木尽が9月21日、地元の八王子でセムジュ・デビッドに6回58秒KO勝ちし、日本・OPBF・WBOアジアパシフィックの3冠統一を果たしました。2回に左フックでダウンを奪い、4回のカットを越えて、6回に右でテンプルを捉え、追い打ちの左で倒しています。

見ている最中は苦戦を覚悟しました。それでも力で終わらせたところに、この選手の性質が出ています。次は世界です。

9月21日の要点
  • 6回58秒KOで3冠統一
  • 2回に左フックでダウン
  • 戦績は22勝19KO2敗1分
  • メインは15時28分開始
  • 石井竜虎が初回KOで戴冠

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