ボクシングのYouTubeは数が多く、登録者数の順に並べても自分に合うチャンネルは見つかりません。登録者32.9万人のチャンネルより、5.62万人のチャンネルのほうが試合の予想でよく見られている、ということが普通に起きるからです。
ここで挙げる10チャンネルは、筆者が実際に登録して見ているものです。大きいチャンネルを網羅した一覧ではありません。ここに名前がなくても良いチャンネルはいくつもあります。
分け方は「誰が話しているか」にしました。YouTubeが広まる前に引退した元世界王者、現役のうちに発信を始めた選手、選手ではない人の3つです。同じ試合を語っても、立場が違えば出てくる話は変わります。配信元の公式チャンネルも最後にまとめました。
ボクシングYouTubeの選び方

どのチャンネルを登録するかは、登録者数では決まりません。ボクシングだけを扱う小さなチャンネルのほうが、試合の話ではよく見られているからです。ここではまず10チャンネルを登録者数の多い順に並べ、そのあとで登録者数と再生数のずれを見ます。本編を3つに分けた考え方も先に説明しておきます。気になるところから拾ってください。
私が見ている10チャンネル
この10チャンネルは、筆者が自分で登録して見ているものです。登録者数の多い順に並べると次のようになります。数字は2026年9月14日時点のものです。
| チャンネル | 登録者 | 話している人 |
|---|---|---|
| ぶっちゃけチャンネル | 45万 | 引退した元世界王者3人 |
| 細川バレンタイン 前向き教室 | 32.9万 | 元日本王者 |
| 京口紘人 | 22.4万 | 元世界2階級制覇王者 |
| 格闘キャスト | 17.9万 | 選手ではない兄弟 |
| 内山高志KOチャンネル | 14.1万 | 引退した元世界王者 |
| BOXING and BOXING | 7.27万 | 選手ではない愛好家 |
| 赤穂亮のルーTUBE | 5.62万 | 元日本王者 |
| 和氣慎吾 リーゼントチャンネル | 2.27万 | 元日本王者 |
| 亀田大毅 | 1.98万 | 引退した元世界王者 |
| ボクシング相関図 | 1.77万 | 選手ではない解説者 |
上から順に登録すればいい、という並びではありません。あくまで筆者が選んだ10チャンネルなので、ここに名前のないチャンネルが劣るという意味ではありません。人によって外せないチャンネルは、ほかにいくつもあるはずです。
登録者数と再生数のねじれ
登録者が少ないチャンネルほど、試合の話でよく見られているという逆転が起きています。理由は単純で、ボクシングだけを扱っているチャンネルには、ボクシングを見たい人が集まってくるからです。
| チャンネル | 登録者 | 9月27日関連の再生数 |
|---|---|---|
| 赤穂亮のルーTUBE | 5.62万 | 11万回(拓真対天心2の予想) |
| 和氣慎吾 リーゼント | 2.27万 | 3.8万回(展開予想) |
| 亀田大毅 | 1.98万 | 3万回(トリプル世界戦を語る) |
| ぶっちゃけチャンネル | 45万 | 20万回(セミの西田を語る) |
赤穂亮さんは登録者5.62万人に対して11万回、和氣慎吾さんは2.27万人に対して3.8万回です。登録者数を大きく上回る再生が出ているのは、専門に絞ったチャンネルのほうでした。登録者数は、そのままおすすめの順位にはなりません。
話す人で3つに分ける理由
10チャンネルはどれも、試合の予想と結果の考察をしています。だから「予想が聞けるのはどれか」で分けても意味がありません。そこで誰が話しているかで3つに分けました。
- 引退した元世界王者
- 現役のうちに始めた選手
- 選手ではない人
同じ試合でも、王者として頂点を見た人の話と、つい最近までリングにいた人の話と、外から数字で追う人の話は、それぞれ別の価値があります。自分がどれを聞きたいのかで選べば、登録して外すことはありません。
元世界王者のおすすめ3チャンネル

YouTubeが広まる前に引退した元世界王者の3チャンネルです。強みは試合の日の生配信で、同時解説を聞きながら試合を見られます。3人で語り合うところ、1人で技術を解くところ、ジムの会長として語るところと、同じ元世界王者でも見せ方はそれぞれです。3つとも試合の予想と結果の考察を出していて、大きな一戦の前後はとくに更新が増えます。数字の大きい順に並べました。
ぶっちゃけチャンネル
10チャンネルのなかで、いちばん数字を持っているのがここです。渡嘉敷勝男さん、竹原慎二さん、畑山隆則さんという元世界王者3人がそろっています。
渡嘉敷さんのとぼけた一言に、竹原さんが冷静に返し、畑山さんが熱くなる。この掛け合いが見どころで、試合の中身を話しながら最後まで飽きません。9月27日については「拓真vs天心2のセミで西田が」の回が20万回まで伸びました。
いちばんの強みは試合の日の生配信です。井上尚弥対中谷潤人の生配信は163万回まで伸びました。通常の動画とは桁が違います。
| 生配信の回 | 再生数 |
|---|---|
| 井上尚弥対中谷潤人 | 163万回 |
| 井上尚弥対ムロジョン | 105万回 |
| 井上尚弥対アラン・ピカソ | 82万回 |
| 那須川天心対井上拓真(初戦) | 73万回 |
使い方にも工夫の余地があります。配信サービスの音を消して映像だけを流し、解説はこちらで聞くという見方ができるからです。公式の実況とは違う本音が混じるので、同じ試合が別の競技のように見えてきます。
内山高志KOチャンネル
試合が終わった直後に考察が出る速さが持ち味です。元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者で、11回連続防衛は日本の世界王者として歴代3位の記録になります。
- 1本5分前後で短い
- 試合直後の更新が早い
- 予想動画も出る
解説の仕事で会場に入った日でも、その晩のうちに考察動画が上がることがあります。試合を見た直後の熱が残っているうちに答え合わせができる、数少ないチャンネルです。長い動画を見る時間がない人にも向いています。
亀田大毅のチャンネル
亀田三兄弟の次男で、元WBA世界フライ級王者、元IBF世界スーパーフライ級王者の2階級制覇王者です。いまはKWORLD3ボクシングジムの会長を務めています。
弟の和毅選手と従弟の京之介選手が、いまも現役です。身内の試合を身内の目線で語れるのは、この10チャンネルではここだけになります。
9月27日については「トリプル世界戦について亀田大毅が語る」の回が3万回まで伸びました。登録者1.98万人を上回る再生数になっています。
現役時代に始めたおすすめ4つ

現役のうちにチャンネルを開いた4人です。いまのボクシング界を肌で知っているので、選手の事情まで踏み込んだ話が出てきます。4人ともすでに引退していますが、開設したのはリングに立っていた時期でした。Wikipediaの記録では京口紘人さんが2019年11月、ほかの3人が2020年からになっています。現役の選手を招いた対談も多く、当人どうしだから出てくる話が混じります。
細川バレンタインの前向き教室
4人のなかで蓄積がいちばん多いチャンネルです。動画は2354本あり、元日本スーパーライト級王者として技術と精神の両方を語ります。2021年7月に引退届を出しました。
ボクシングの回はいまも続いています。2週間前にはテオフィモ・ロペス対ロランド・ロメロを取り上げ、3週間前には小國以載選手を招いていました。現役の選手やほかのYouTuberとの対談が多いのも、このチャンネルの持ち味です。
ただし本数の比で見ると、RIZINや時事の話題のほうが多くなっています。もともと格闘技全般を扱う場なので、ボクシングだけを追いたい人は一覧から拾う形になります。「井上尚弥vsドネア2が凄すぎて笑うしかないw」は39万回まで伸びた一本です。
赤穂亮のルーTUBE
世界王者と実際に拳を交えた人の見方が聞けます。元日本バンタム級王者で、元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者。42戦39勝26KO3敗2分という戦績の持ち主です。
2022年12月には世界3階級制覇のジョンリル・カシメロと対戦しました。この試合は当初、後頭部への反則で無効試合と裁定され、のちにカシメロの2回KO勝ちへ変更されています。体で知っている人の言葉には、資料を読んだだけでは出てこない重みがあります。
9月27日については「井上拓真VS那須川天心2の予想」が11万回まで伸びました。登録者5.62万人のチャンネルとしては、桁の違う数字になっています。
和氣慎吾 リーゼントチャンネル
9月27日のメインに出る井上拓真選手と、実際に戦った人のチャンネルです。第41代日本スーパーバンタム級王者で、第41代OPBF東洋太平洋王者でもあります。
井上拓真選手とはWBOアジア太平洋王座決定戦で対戦し、判定で敗れました。2013年には小國以載選手に10回TKO勝ちして王座を獲得しています。2024年9月に引退届を出し、18年11か月の現役生活を終えました。
相方との掛け合いも見どころで、2人が別々の選手を勝者に挙げることがよくあります。意見が割れたまま話が進むので、新聞やネットの記事に取り上げられやすいチャンネルです。9月27日の展開予想は公開2日で3.8万回まで伸びました。
京口紘人のチャンネル
4人のなかで唯一の元世界王者です。元IBF世界ミニマム級王者で、元WBA世界ライトフライ級スーパー王者。世界2階級制覇の実績を持ちます。
2022年11月には寺地拳四朗選手と2団体王座統一戦を行い、7回TKOで敗れました。プロ初黒星となった試合です。2025年7月に引退を表明し、同年10月に引退セレモニーが行われました。
去年までリングにいた人なので、いまの選手の事情にも詳しいところが強みです。技術の話も精神の話も、経験した人の口から出てくると説得力が違います。「井上拓真に勝つには?」の回は6.4万回、内藤大助さんとのスパーリング企画は10万回を超えました。
選手ではない人のおすすめ3つ

選手の経験がない人が作っている3チャンネルです。立場がないぶん言いにくいことがなく、海外の話や数字の比較にも踏み込みます。日本人選手ばかりを追うチャンネルが多いなかで、この3つは世界の主要カードや対戦相手側の発信まで拾ってきました。予想と結果の考察もそれぞれ出しているので、日本の試合だけを見ていると気づけない話に当たります。取材と翻訳に手間をかけているのが伝わる3つです。
格闘キャスト
格闘技が好きな兄弟が、熱く語り合うチャンネルです。兄の「シン」さんが話し、弟が裏方を務めます。扱うのは格闘技全般で、ボクシングはそのなかの一部です。
シンさんがゲストを迎える回に見どころがあります。英語が話せるので、海外選手にも通訳を挟まずに聞けるからです。ノニト・ドネア選手に井上尚弥選手のパワーについて聞いた回は、63万回まで伸びました。現役ボクサーとの共演も多いチャンネルです。
- 兄弟の熱い語り合い
- ゲストを迎える対談
- 格闘技全般が対象
連動している「FamilytimeFT」の分析動画も見てほしいところです。堤麗斗選手の技術を素人にも分かるように解いた回は14万回まで伸びました。ただし試合の生配信はメンバー限定に変わったので、以前のように一緒に見ることはできません。
BOXING and BOXING
海外の試合も日本の試合も、同じ熱量で扱うチャンネルです。「ボクシングラジオ」と名前が付いた動画が並びます。
- 試合前は勝敗予想
- 試合後は結果振り返り
- 海外のメジャー戦も対象
直近ではライアン・ガルシア対コナー・ベン、イタウマ対フルゴビッチ、ロメロ対ロペスを扱っていました。予想と振り返りが必ず対で出るので、試合をはさんで2回楽しめます。人気動画は「井上尚弥は…〇〇。海外王者たちの声」で72万回を超えました。
ボクシング相関図
ほぼ毎日ニュースが上がる、更新の速いチャンネルです。日本人選手の情報も扱いますが、持ち味は対戦相手の側から発信を拾ってくるところにあります。
- 海外インタビューの中身
- 対戦相手側の発言
- 試合結果の数値分析
試合のあとにはパンチ数やスコアを比べて、何が勝敗を分けたのかを数字で示すのが定番の流れです。感想ではなく数字で結果を説明してくれるので、自分の見立てと突き合わせられます。ライアン・ガルシア対コナー・ベンの結果速報は、公開から1日で3万回まで伸びました。
配信元の公式YouTube

試合そのものを配信している会社も、YouTubeに公式チャンネルを持っています。記者会見や前日計量、煽り映像といった試合前の動きは、ここが一番早く確実です。メインではない試合のハイライトが上がることもあり、選手を追いかけるなら押さえておく価値があります。ただし4社が同じようにボクシング専門の窓口を持っているわけではないので、そこは分けて紹介します。
Prime Video JP
9月27日の「Prime Video Boxing 16」を配信するAmazonの窓口がPrime Video JPです。登録者は132万人で、ボクシング専門ではなく映画やドラマの情報も同じチャンネルに流れます。
それでも大興行の前には、ボクシングの動画が続けて上がります。9月27日に向けては密着ドキュメンタリーが公開され、西田凌佑選手らを追った回は11万回まで伸びました。試合の告知映像や密着は、このチャンネルが一次の出どころになります。
ds ボクシング
ds ボクシングはLeminoのボクシング専門チャンネルです。登録者は6.72万人で、正式名称には「Presented by Lemino」が付きます。
密着ドキュメンタリーの「The Day」が看板で、フル公開された回は53万回まで伸びました。9月21日の佐々木尽選手の試合もLeminoの配信で、その前後の動きはここに上がります。Leminoの興行だけを扱うので、探しているものにたどり着くのが早いチャンネルです。
U-NEXT格闘技公式
U-NEXTのボクシングは、本体のチャンネルではなく格闘技専門のアカウントが窓口になります。名前は「U-NEXT格闘技公式」で、登録者は10.8万人です。
ライブ配信や配信予定の告知が中心になります。U-NEXTで検索すると映画やドラマのチャンネルが先に出てくるので、格闘技公式のほうを探してください。同じU-NEXTでも、サッカー専門の別チャンネルは43万人を抱えています。
ABEMA ボクシング
ABEMA ボクシング【公式】はボクシング専門のチャンネルで、登録者は3万人です。4社のなかでは小さい数字ですが、ボクシングだけを扱う分かりやすい作りになっています。
ABEMAは国内の興行を無料で流すことが多く、その告知やハイライトが上がってきました。無料で見られる試合を逃したくない人は、ここを登録しておくと取りこぼしが減ります。
DAZN Boxingは英語だけ
DAZNのボクシングチャンネルは英語版しかありません。登録者515万人という規模で、世界の主要カードを扱っています。
日本語のDAZN Japanもありますが、こちらはサッカーの動画が大半を占めます。ボクシングの中身を求めるなら、英語のDAZN Boxingを見るしかないという状態です。英語が苦にならない人には、こちらをおすすめします。
よくある質問

ボクシングのYouTubeについて、検索の多い疑問を5つ選びました。いちばん多いのは登録者数の順位に関するもので、この記事では10チャンネルすべての数字を並べています。ほかにも試合そのものが見られるかどうか、生配信と一緒に見られるか、といった疑問が続きます。数字は2026年9月14日時点のものです。
登録者が一番多いのはどれですか?
この10チャンネルのなかでは、ぶっちゃけチャンネルの45万人が最多です。ボクシング関連まで広げると、那須川天心選手のTEAM TENSHINが84.5万人、竹原慎二さんの竹原テレビが70.2万人、亀田史郎さんのチャンネルが49.7万人と、さらに上がいます。ただし中身はそれぞれで、TEAM TENSHINは「生き物の記録」という連載もの、亀田史郎さんのチャンネルはいま食べ物の話が中心です。竹原テレビは井上尚弥選手の試合の速報が60万回まで伸びるなど、ボクシングもよく扱っています。ただし竹原さんの見立ては、ぶっちゃけチャンネルでも聞けます。
試合そのものはYouTubeで見られますか?
基本的に見られません。世界戦の生中継は、Prime VideoやLemino、ABEMAといった配信サービスが権利を持っているからです。YouTubeで見られるのは記者会見や計量、ハイライトや解説の動画だけです。試合を見るには配信サービスの契約が要ります。
解説を聞きながら試合を見られますか?
できます。配信サービスの音を消して映像だけを流し、YouTubeの生配信で解説を聞くという見方です。ぶっちゃけチャンネルは大きな試合の日に必ず生配信をしていて、井上尚弥対中谷潤人は163万回まで伸びました。格闘キャストも同じことをしていましたが、生配信はメンバー限定に変わりました。
海外の試合を扱うチャンネルはありますか?
BOXING and BOXINGとボクシング相関図の2つが中心になります。前者は海外のメジャー戦を予想と振り返りの両方で扱い、後者は海外の反応や対戦相手側の発信を拾います。英語が読める人なら、DAZN Boxingの515万人のチャンネルが最も情報量の多い選択です。
9月27日の予想はどこで見られますか?
すでにいくつも公開されています。赤穂亮さんの予想が11万回、ぶっちゃけチャンネルのセミファイナル回が20万回、和氣慎吾さんの展開予想が3.8万回です。試合が近づくほど新しい予想が出るので、直前にもう一度探すのがおすすめです。
本ページの情報は2026年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
まとめ

ボクシングのYouTubeは、登録者数の順に登録しても自分の見たいものには当たりません。ここで挙げた10チャンネルも、筆者が見ているものを並べただけです。ほかに好きなチャンネルがある人は、それが正解になります。
選ぶ手がかりは、誰が話しているかです。頂点を知っている元世界王者の3つ、つい最近までリングにいた選手の4つ、外から数字で追う人の3つ。試合の日に解説を聞きたいなら、生配信をしているぶっちゃけチャンネルが強いという具合に、目的から逆に引けます。
ただしYouTubeで見られるのは、試合の周りにあるものだけです。9月27日の「Prime Video Boxing 16」は、Amazon Prime Videoの独占配信になります。解説を楽しみたいなら、試合当日までに視聴の準備だけは済ませておいてください。



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